確率の問題

(僕を含め)絶対にどうにもならない危険と向き合う事があると、誰もが精神的に不安定になることを避ける為、必死で「大丈夫だ」という確証を探し始める。 でも、事態を客観的に見てみると、大丈夫じゃないということは否定しがたい。 こういう状況下では、避難する以外に解決策は無い。

確かに状況を正しく認識する方法がない(正しい情報が隠されている)現状、現状確率でしか現象を語れない。 そういう中で安全を考えると、最悪の事態を考えて行動する以外ない。 最悪の事態を考えて行動した上で後で「やっぱり大丈夫でした」という事ならば構わない。「大丈夫な筈だ」と考えて大丈夫ではなかった、というケースが一番避けるべき事態ではないか。 「大丈夫な筈だ」と考えて大丈夫であれば一番良いが、看過しがたい高いリスクがある。

問題は「大丈夫か」「大丈夫で無いか」ではない。 宝くじを買うか、買わないかの問題だ。 誰もが宝くじが当たれば良いなと思うが、宝くじは買わなければ絶対に当たらない。