イサーン語を外国語として勉強する達人

僕はタイ語というか、ラオス語というか、そのどちらとも似ても似つかない、イサーン語と呼ばれる特殊な方言を勉強している。そんななか、先日PDICタイ語の作者氏にメールしたら、イサーン語についてのとても長いメールが帰ってきた。

PDICタイ語というのは無料で配布されてタイ語日本語辞書で、無料というレベルでは語れない極めて良質な辞書だ。この辞書の精度は滅法高く、その辺のどういう訳か外務省から気に入られて高給を預かっているヘボ語学学者が作った1万円とか2万円とかで売られているケツ紙にもならないバカ辞書が、霞んで見えるほどに素晴らしい。 僕はこの辞書を使ってとても効率的にタイ語を勉強する事が出来た。

作者のイサーン語に対する認識は、文句なしで、今まであった人(日本人以外を含む)の中で最も的確だった。ただいくつか難点を見つけた。 彼は僕と同じくタイ語から研究を始めているので、その点で苦労している様だ。僕は途中からラオ語に軸足を移したことから、若干の分がある様だ。 僕はイサーン語についてのかなり情報を持っている。 特にタイ語から研究を開始しているPDIC作者が知り得ない情報をかなり持っている。 僕はタイ文字よりも先にラオ文字を勉強しているので、その点ちょっと視点が違う様だ。

特に僕は、ラオ語を教えておきながら、タイ語を教えていると嘘をつく良い友達に恵まれたので、よい視点を育てる事が出来た。

これから僕が気がついたことをまとめて、メールを返信しようと思う。

ちなみにこれは僕が今書きかけている論文だ。
http://ats.oka.nu/docs/laothai-doc.20101125.pdf

これはミクシのコミュニティーだ。
僕がイサーン語を研究して気がついた事は、メモとしてほぼ全部ここに書き溜めている。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=987254

今ではこの論文は、大きく書き換えられている。 論文を書き換える中で、どうしてもイサーン語辞書の必要性を感じて、タイ語の辞書とラオ語の辞書を結合する特殊なプログラムを書き始めた。 この辞書がある程度の完成度を持ったところで、また論文の変更に戻ろうと思う。